日本共産党
神奈川県議会議員

大山 奈々子

おおやま ななこ
誰ひとり置き去りにしない県政へ!
大山 奈々子
ブログ

台風の傷あと癒えぬ相模原市緑区を行く

2020年1月30日コメント 0

台風19号で8人の命が奪われた相模原市緑区。復旧が遅々としているということで、県による全体的な被害状況の把握や、河川改修の見通しなどどうなっているのかと相模原市の田所市議から問い合わせがったのは1月半ば。

県の河川課に問い合わせたところ、河川改修に関しては「現在国の方で災害査察を行っており、これが国で取りまとめられれば護岸工事などのお金がおります。現在は大型土嚢などを積むなど応急対応になっている。災害査察の起源は1月末とされて見込まれています」とのこと。

まだまだひどい状況を見に来てほしいと田所市議から要請があり、君嶋議員と向かいました。現場では田所市議の運転で地元の自治会長さんにご案内をいただきました。

相模原市は死者8名負傷者3名 住宅被害177棟全壊22戸半壊45戸うち床上浸水20戸県の雨量計では884ミリを記録したといいます。

家が傾いて道路をふさぎ、電柱が倒れたことにより、過電流が流れて家屋は無事でも、炊飯器や冷蔵庫、IHグリルなど多くの家電製品が壊れたという話もうかがいました。台風被害の想定を越える余波…。田所市議経由で、相模原市の一声もあって東電が話を聞きにきてくれたそうですが、「うちも被害者なので」とのことだったとか…うーん。そうかな…。

名倉地域 この相模湖畔のお宅は庭が崩落し、相模湖と庭の境界も分からなくなっています。

次は名倉地域の秋山川増水による土砂流出。マスのつかみ取りや渓流釣りなどの観光拠点となっている遊魚園さんの庭先が流出し、バキュームカーなど2トン車が通行不能になり、県に対応を求められていた件で、河川課をつうじて津久井治水事務所に連絡していただいたため「見に来てくれた」と。「写真を撮っていった」と。それは喜んでおられましたが、何をしてくれるのかは説明がなかったのだそうです。それこそ国の災害査察との関連があるのかもしれませんが。確認していこうと思います。

写真右手には川に降りて川を渡って川を楽しむ散策路があるのですが、それも土石流と共に流されてしまったそうです。魅力的な川の姿だったので降りて遊びたくて仕方がなかったですが、視察なので、危ないので(笑)控えました。相模原市からは観光に関する所管課が見に来てくれて、低利の融資を提案してくれたそうですが、どこに行っても被災の支援の仕組みが薄いことに愕然とします。

次はこのまさわのキャンプ場。橋に土石が挟まってダムのようになり、川が流れを変えてキャンプ場を直撃。軽トラも半分土砂に埋まり、キャンプ場の1階部分が流出する事態でした。川こそ流れが回復していましたが、壊れたキャンプ場はそのままになっていました。

青根地域ではこんなに立派な擁壁がえぐられ、100メートル以上流れていって家々を泣き倒していました。ぺしゃんこにひしゃげた車も見えました。ここでは犠牲者は出なかったのですが、住宅のあまりの惨状が…

最後は串川で家族4人の乗った車が道路ごと川に落ちて流されはるか下流のそれぞれ別の場所でご遺体がみつかったという事件現場。今も道路はえぐられたまま。川の中に大きな建造物の割れたのが残されたまま。

さて、現在の相模原市は2007年に城山町と藤野町が編入合併されて新しく相模原市となりました。相模原市緑区はこういう経緯を持ちます。日本全国自治体の合併があったところではどうしても公的機関が集約され、いろいろな利便性がなくなるという話が聞こえてきます。実際この地域でも「政治がなくなった」といわれたそうです。

藤野町でお話を伺った方は「相模原市に言って」というところを「藤野に言って」と語っておられ、町政時代を感じさせました。自治体再編のあったところは被災者が多いという説も聞いたことがあります。相模原市緑区は山があるところなので単純にはいえませんが、合併したから復旧が遅いという事態にならないよう市や県や国の支援も連携して取り組みたいと思います。そういえば畑野議員は発災後かけつけ、道路を倒壊した家が寸断しているので、その上のお宅に話を伺いに行くのにロープを伝って登っていかれたとか。ターザン?さすが突撃隊。

田所市議は被災直後に現地を走り取材し、発信されました。

藤野町にある県の指定管理施設だった「藤野芸術の家」が民間委託されるのに私は当時の県民スポーツ常任委員会で一人反対しました。

この間、田所市議とは台風や豚コレラに関しよくやりとりをしましたが、最初に私に飛び込んできた要請は

「避難者のみなさんが寝泊まりしていた県の藤野芸術の家が、明日は休館日だから出ていくようにと言われたと。県直営であればこんな悲哀はないのに。(県との協定書があって避難場所としては開放してもらえたのですが)県に、休館日でも人を派遣するなどしてそこにいられないか対応を求めましたが、市と被災者と協議した結果、温泉に入れる近くの公民館的な施設の方がいいというご意向があったということでしたが、その真偽はよくはわからない感じです。公が公の役割を放棄すればするほどまさかの時に大変な県民サービスの低下につながるということがよく分かった一件でした。

川崎の水害で地域を飛び回っていた君嶋議員も、相模原の惨状には息をのむようでした。私も箱根とはまた質の違う被害の甚大さに息をのみました。

また、長い長い視察報告になりました。しかしこれは備忘録にもなるのです。あの時の課題は何だったか、キーワードで検索できるので気合込めて書いた報告の多くはのちに役に立っています。最後までお付き合いいただいてありがとうございます。

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