日本共産党
神奈川県議会議員

大山 奈々子

おおやま ななこ
誰ひとり置き去りにしない県政へ!
大山 奈々子
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特別支援教育について告発型質問     (特別委員会)

2020年10月5日コメント 0

今年は文教常任委員会に委員を配置できなかったので、教育問題を細かく聞けるこの委員会の時間は貴重です。マンション問題と同時に議題とされた「特色ある教育」の中でも代表質問で君嶋議員が取り上げた特別支援学校の整備促進を重ねて求めました。特に担当者が変わっても申し送りされていなさそうな分教室の課題も含めて。

代表質問では、教育長は国で論議が始まった特別支援学校の設置基準の審議を見ながら検討していくというトーンだったのが、特別支援学校のことを、議場以外いつ認識を聞いても、過大規模化に対して、適切な認識を持っているとは思えなかったので改めてここで遅れてきた特別支援学校整備を共通認識にし、かつ分教室という形を少しでも改善したいと思って質問しました。ポイントだけご紹介します。質問に用いた文言は《 》で。

神奈川県の特別支援教育の遅れが明白です。
※現在特別支援学校は1校+になっています。

《国が設置基準を持たない中でも本県には2006年に「新たな養護学校再編整備検討協議会」が検討しまとめた報告があり、そこには適正規模が数値で示されていました》

しかし、《教育長は、「特別支援学校施設整備指針」に基づき、特別支援学校の整備を進めています。と回答されています。》→これには数値目標がないことを確認

《数値目標があった「新たな養護学校再編整備検討協議会」の提言では、知的単独校で100~130人。知的と肢体不自由等の併置校で130人から160人との適正規模が示されている。それなのに現在数値目標のない整備指針で200人規模で整備した(注:えびなとあおばの支援校はどちらも200人規模)ということは、この協議会の提言に対して県教育委員会の位置づけはどういうものなのか教えてください。理想的に過ぎるということで、考慮しないという立場なのか、理想なので追求していくという立場なのか》

これに対しては、この協議会提言でも生徒増の可能性が語られているというという答弁。ずれています。

神奈川県立障害児学校教職員組合の調べでは国交省の学校整備の基準からみると、小中高校がほぼ100%を超えた広さで条件を満たしているのに、神奈川の特別支援学校は平均50%の広さしかないと試算されていることを紹介。

次には、《さらに本県の特別支援教育の問題が象徴的に表れている分教室についてうかがいます。分教室はどういう経緯で設置されましたか》

※分教室は特別支援学校の分教室は自力通学ができる生徒を対象に県立高校の空き教室をかりて設置されています。

この後のやり取りを通じて、過大規模に対する「緊急措置」として5年の時限措置として設置された分教室が、いつのまにか「あらたな学習の場」と位置付けられてしまった経緯を確認。

本校と比べて給食もなければ5教室しか使えないので保険室兼職員室、美術室兼家庭科室県図工室、教室の子どもの数も倍。など教育環境が著しく厳しい状況にあることを指摘、(3年前視察した当時と変化がないわけです)

高校の中にあることで交流が生まれるみたいな答弁があったので、視察の時の状況を説明しました。分教室で働く先生から「かわいそうなので見に来てほしい」といわれて行ったこと。インターネットにも出ていない上に、校門に表示もない。存在が見えない分教室であったこと。

分教室と同じ敷地にある普通高校の卒業式に参加した際、分教室の卒業式の日程を聞いても校長先生はご存じなかった。グランドや体育館は使えるのかと分教室の先生に聞くと、「高校が使っていないときに使わせていただいています」とおっしゃっていたこと。インクルーシブなんていいながら、校名表示もない中で、高校のカリキュラムの合間を縫うようにグランドを使っている姿を子どもたちは見ながら大きくなる。差別意識が醸成されるのではないか。と述べました。

☆少し改善がありました★

ところが校名表示の方は私たちの指摘をうけていつのまにか改善されていたことがわかりました。いまではすべての分教室が入っている高校の正門にネームプレートが付いているといいます。これにはお礼をのべ、工業高校の生徒が作成してくれたということも意義があると。

さらにHPでも特別支援学校本校の方にはトップページに姿がなく、高校の方には影も形もない。これについても改善を求めました。これは改善を検討されることになりました。

さらに次の論文を紹介して、これ以上緊急避難的な教育環境を放置しないよう、一年に1校のテンポでは現状の過大規模を解消などできないのだと。SDGSは誰一人取り残さないというの分教室には取り残されている子たちがいるのだ一刻も早い解消をと述べて質問を終えました。

分教室と分校について研究されている埼玉大学の児嶋芳郎先生は、分教室に言及し、増加する知的障害特別支援学校高等部在籍者に対して、できるだけ多くの予算をかけないで対応しようとしているものであろうとし、特に神奈川県立の知的障害特別支援学校に顕著にあらわれていると本県を特筆されています

大阪は神奈川方式をまねようとしていると某紙の記者に聞きました。また国の中教審の方も分教室を推奨する動きがあるとか。障害者権利条約に恥じない合理的配慮を求めたい。

この日の質問中は、当局側も委員側も何人もの方がうなずきながら聞いていただいているのがわかりました。珍しいことです。たった20分間の質問時間でしたが、3キロ走の後のようなヘトヘトの疲労感を感じました。

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