戦争する国づくりストップを!
ひたむきに県政
神奈川県議会議員

大山奈々子

おおやま ななこ

活動日誌

県立中原養護学校を視察させていただきました。

2015年1月30日

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川崎の県会予定候補、君嶋ちか子さんの要請もあり、畑野君枝衆議院議員とともに県立中原養護学校をお尋ねしました。港北区から通われている生徒さんもいます。

急なお願いにも関わらず快く受け入れていただいてありがとうございます。

共生社会を目指す中で、いろいろな立場の方にきていただくのは歓迎だといっていただきました。

登校の様子を見たいということで、朝の駅頭宣伝を途中できりあげての早目の参加です。

 

開校40周年。肢体不自由児のために開校、10年前には知的障がい児も受け入れ、5年前からは歩いて30分の住吉高校に分教室を開設。生徒数195名教職員数194名

昨年畑野さんと伊勢原養護学校を見せていただいて以来養護学校の視察は二度目なので見るポイントも私なりにわかってきました。前回は、教職員と生徒の下駄箱が離れて設置されているけれども、現実的には脱ぎ履きを介助するのでそばにあるべき、だとか、職員室が満員で教職員用ロッカーが廊下に出してあること、職員会議を立って行わなくてはならないこと、普通校併設の分教室には放送を使っての職員会議になること、トイレが手狭でドアを開けたままの介助が生徒に申し訳ないとおっしゃっていたこと、通学距離が長すぎて途中でおもらししてしまう生徒がいるくらいだという通学所要時間の長さなどが印象に残っています。そして県立高校のご他聞にもれず、校舎の老朽化。

 

これらの課題は中原でもみられました。校舎の天井や壁に見られるシミ、先生たちが自らペンキ塗りをされるといいます。トイレの数も足りません。重度肢体不自由の生徒さんは教室の隅に衝立を立ててその中でおむつ換えです。これが人権の観点からもなんとか改善したいと先生はおっしゃっておられました。また、水道や絵の具や裁縫道具がおいてあって何室かわからない部屋があったのですが、そこは多目的ルーム。その実これは図書室や工作室、美術室などをまとめたものでした。部屋が足りなくなっているのです。分教室との会議はスカイプを使ってやっているといいます。通学バスは7台。東急からのリースだそうです。リクライニングしたままで通学する生徒たちを見ました。知的障害の高等部の生徒さんは自力で通学されています。バスが大型のものしかなくて狭い道に入れずドア to ドアが叶わないとおっしゃっていました。

 

「使いにくさや古さはマンパワーで補っています」と校長先生。県議をめざすものとしては県政になにがもとめられるかと聞きたいのですが、どこへ視察にいってもなかなか本当のニーズを聞き出すのに苦労します。教育委員会の方が同行される場合もあり、なかなか本音を聞けません。実際に生徒と接しておられる先生にお話を聞くというようなことで実態を把握しなければと思います。

先生の数は数字だけで見るとほぼマンツーマンですが足りていますかと聞くと、数の問題というより、看護師、介護士、教師、理学療法士などそれぞれのスキルを必要な生徒が必要なケアを受けるために重層的にコーディネートすることが必要で、そのための研修やシステムの構築が必要だとおっしゃっていました。

厳しさを抱える中で、この中原でも先生方のご努力が実って笑顔がいっぱいの学校という印象がありました。

肢体不自由の生徒さんは一時間あまり通学して体が硬くなっているのをゆっくりとほぐすスペースが必要で、教室の半分を畳が敷かれていて加湿器のポコポコした湯気のそばでゆっくりとマッサージを受けています。授業も一クラス数人。和気あいあいと進められていました。

卒業後の進路もほぼ全員が社会参加、あるいはその準備段階に進むことができているのは少し安心しました。実態はまた聞き取りが必要だと思いますが。

 

視察を終えた感想交流の中で、人権にかかわるトイレ事情の改善や過大規模化の解消が言われました。私はつい、「誤解を恐れずに言えば、普通校の子どもたちが40人学級に押し込まれ、一日に一度も先生と会話しないこともある中で、今日見た様子は一人一人が先生とのかかわりの中でたくさん声かけをしてもらっており、自己肯定感をもつことは健常児よりはできているんではないだろうか」と漏らしました。弾けるように笑う知的障がいをもつ生徒会長の笑顔を思い出しながら。

すると畑野さんが「だから先生たちも言えないでいるんだよね。普通科がそんな状態のなかでもっと人が欲しいとかは…」とおっしゃいました。理想に満たない境遇の人同士がうらやみあっているのではだめで、あるべき姿を追求していくのが政治の役目だなと立ち返りました。

神奈川の障害児教育はこの間、県民の声を聞いてスクールバスを二台増発したものの、特別支援学校の増設は遅々としており、急増する知的障がい生徒に間に合っていません。「インクルーシブの」という言葉で普通校に押し込むのではなく、障がい児と障害のない子が共に学びあうインクルーシブ教育の本来的な姿は人もカネも3倍はかかるそうです。予算削減の名目にこのお題目が唱えられるのは本末転倒であり、どの子にも豊かに学べる環境を整えるために、予算をつけなければなりません。

話し合いの中で、どこかに理想的なモデルを見に行きたい!と言っておりますと、畑野さんが「それは大山さん当選してから行ってください」と言われました。確かにそうです。

 

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