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ひたむきに県政
神奈川県議会議員

大山奈々子

おおやま ななこ

活動日誌

県内視察で山北町の大野山牧場を訪れる

2015年11月16日
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「緊急財政対策」で削減の対象となった大野山牧場は憧れでした。共産党県議団と山北町議正野さんと、山北の地元の方々と訪れました。

生まれた子牛を預けて大きく育て、人工授精させ、子を産み、母乳がでるまでに育てる牧場です。急峻な地形で鍛えられた丈夫な牛が育ちます。

2年前、対県交渉の中で県内酪農家の方が「本当に廃止ですか…」と肩を落としておられた姿が目に焼き付いています。TPP参加で日本の第一次産業にも大打撃が予測される中、県が酪農を守る姿勢を示すことが肝要だと思うものの、牛を預かることを実質やめており、私たちが議席を取り戻すのに間に合わなかった。もう打つ手はないのか、廃止は後戻りできないのか。そういうことを調べに来ました。

県内酪農家は4千頭?を北海道に預けます。その中のここはマックス80頭。

80頭の牛を預けていた酪農家は往復6万円の運搬費と3万円の保険を使って北海道に預けなければならなくなります。酪農家のみなさんには一定のご理解をいただいた…そうです。どんな説明だったんだろう。。やめるのはやめてという意見はあるにはあったけれど、その金を乳製品の販路拡大に使えというご意見もありました。とのこと。ここだけにしか預けていない酪農家は3軒だけだと…。

景観が人を呼び、ハイカーがたくさん訪れるこの地で、乳製品を売ったり、酪農へ親近感をもってもらった併設のまきば館も県は手放します。

「県内の酪農系施設は何もなくなるということですか」

「畜産技術センターがあります」

山北町も引き取らないので民間業者を選定中だそうです。牛舎など施設は残るけれども県が手を引く以上はここが牧場として続けられなくなる可能性がとても高い。民間の土地を借りていた部分も返す。

今後少しでも畜産業をささえ、土地を保全し、地域住民に愛される場所にしてもらうようにすることが必要です。

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牛糞すら愛しい。後ろに見えます。いい堆肥になるそうです。みんなで写真撮りましょうといいましたが断られました(笑)この日の夜にあーすぷらざで見た「ミツバチの羽音と地球の自転」という原発と自然エネルギ―の映画の中で牛糞がすばらしいエネルギーになることが語られていました。牛糞尽くしの日でした。

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最後の2頭。半世紀続いた神奈川県立大野山牧場の最後の卒業生。牧草をあげました。生暖かい舌でペロッと手をなめられ、その温かさがいつまでも愛おしく感じられました。

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女子で記念撮影。私のとなりが庄野町議。県内の議会でこの4年間、県議会と山北町議会だけが空白でした。そろって空白克服ができたのです。

山北町ではここに預けている酪農家はいないとのこと。

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頂上から牧場を見ました。遠くに雲の上に頭をのぞかせる冠雪しそめた富士山。左手には大涌谷の噴煙も見渡せる絶景でした。そこに広がる牧場…

→下のこの写真は往時のモノです…。もうこんな光景は二度とみられません。

と、センチメンタル気味な私に、「でも…施設が残るんだからまたやろうと思えばやれる可能性もあるんですよ」といった人も。

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帰りに、趣味人のご夫婦がやっているお蕎麦屋さんに。庭のテラスのトイレは中がガラス張り。谷の紅葉が一望できたそうです。

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かき揚げが、大根、こんにゃく、柿と、意外な食材ばかりで素晴らしくおいしかったです。牧場なくしちゃだめだよとおっしゃていましたね…

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コメント

  1. 中村 孝より2015年11月16日 07時01分

     県議団のHPで意見を述べましたが、廃止は決まっているのですね。残念です。
     「でも…施設が残るんだからまたやろうと思えばやれる可能性もあるんですよ」に期待したいです。
     都市化、経済一本やりはダメです。バランスのある神奈川県が必要でしょう。

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