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ひたむきに県政
神奈川県議会議員

大山奈々子

おおやま ななこ

活動日誌

あさか由香さん、全国につくってね。神奈リハ視察

2016年2月27日
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東洋一のリハビリテーションセンターを作るという意気込みで作られたといいます。

神奈川リハビリテーション病院。

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褥瘡(じょくそう)をつくらないためエアで固さを調節できる一台で500万円もするというベッド。

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特別支援学校では先生たちがこの上下する洗面台を手作りされていたっけ…。患者さんが自宅復帰することを目指して、手洗い場、キッチンのシンクの高さや食器棚も上下させて最適な高さを測り、自宅のリフォームの参考にするという機能訓練室も見せていただきました。

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起立する車椅子!車椅子サッカー用の車椅子など、機能訓練に必要な特殊な機械を開発する部屋もありました。

下肢に障害のある人がスポーツや競技を楽しむチェアスキーはここの技師さんが企業と共同で開発されたそうです。

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 パワーアシストハンド。手が拘縮している方など、繰り返し握ったり開いたりして指の機能を助ける、リハビリ補助具です。優しく指導してくださる方と訓練しながら、「これがあると自分で動かせるんだ」と、涙ぐんでおられました。…。体の機能が弱っている方にとって回復訓練ができることが本当に希望なのだと思いました。

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黒岩知事肝いりのロボット特区で開発された介護ロボットHAL。実証実験第一号なんだそうです。

これをつけて歩ける人もいるけれど、重く、必ず人がついて注意していなければならず、使い勝手といういみではまだ課題があるようです。

さて、私たちが急きょここをみせていただいたのにはわけがあります。

県直営ではなくなって10年。こちらの施設もご多分に漏れず指定管理者(社会福祉法人神奈川県総合リハビリテーション事業団)の運営となって10年。このたび更新されて2016年度以降もまたこちらの事業団が運営することが決まりましたが、県が人件費をどんどん削ってきており、看護師さんや職員さんが大量にやめようとしているという話を聞きました。

組織はこんな感じです。

知的障害児施設・指定障害者支援施設 地域支援センター相談、情報提供、訪問などの支援活動

神奈川リハビリテーション病院主に外科的疾患のリハビリテーションを行う専門病院七沢療育園 重症心身障害者施設 リハセンター研究部 調査、研究・開発
七沢リハビリテーション病院脳血管センター脳卒中の回復期リハを中心とした専門病院 七沢更生ライトホーム肢体不自由者・視覚障害者支援施設

上のようないろいろな施設を備え、熟練の理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などなど、他のリハビリ施設から研修に来る人がいたり、365日リハビリという、宿泊施設つきのリハ体制があり、新潟や高松やというかなり遠方からの利用者もおられる。まさに全国屈指の施設。

それが七沢リハビリと脳血管センターは神奈リハのほうに集約されることに。

専門知識や技能を持った方々が流出して果たして神奈リハはどうなるのか。非常に心配するお声が団に届いたので、直接見に行かなければとなったわけです。

県が指定管理料を下げてこられるのでいかんともしがたい。経営改善をしてがんばる、と事業団の方はおっしゃっていましたが…。

神奈川県が全国に誇れる施設を軽んじる…

美術館、図書館、女性センター、県立高校…県と県民が築いてきた歴史をガラガラと壊していく知事とそれを見逃してきた者たちへの怒りがふつふつと湧いてきた今日の訪問でした。

 病院長のご挨拶をHPから転用いたします。

神奈川リハビリテーション病院は、昭和48年神奈川県が設置した神奈川県総合リハビリテーションセンターの中核として、脊髄損傷、脳外傷、骨・関節疾患、神経難病等に対して、医師をはじめとする多職種のチームによるリハビリテーション医療(診断、評価、治療、看護、リハビリテーション訓練、生活支援等)を提供し、患者さまの早期社会復帰を図ることを目的として設立されました。
 病院の運営にあたりましては、利用者の皆様が夢や希望に満ち、社会に積極的に参加できるよう各専門分野の英知を結集し、より「安全で信頼される病院」を創るため、多くの方々のご協力をいただきながら、県民の皆様の期待に添えるよう努力して行きたいと考えております。

この意気を応援できる県政を取り戻したいと思います。

最後に、私は今日は亡き父を何度も思い出しました。脳出血から片マヒになって、高次脳機能障害になって、リハビリが進まず、認知症になって、やがて6年前に亡くなった父です。

こちらの施設は高次脳機能障害のためのリハビリが充実していて、他で打つ手がなくてもここで日常生活に適応できるように回復していかれる例があるのだそうです。つい、「父は高次脳機能障害で意欲の低下がみられるといわれたのですが、それでもリハビリできるのですか?」と職員さんにききました。「そういう時期もありますね。できることからやっていくんですよ」と頼もしく答えてくださいました。

父と同じ背格好で同じ車椅子の乗り方をしている男性をみて、父になにかもっとしてあげられたんじゃなかったのかなと、介護を母に任せっきりで、母は出来る限りのケアをしてくれたけれど、住む場所が違ったら、こんな施設が関西にもあったら、時代が違ったらと、考えてしまいました。山の中のリハセンターまではるばる、わらにもすがる思いで通って来られる人々の思いにシンクロするのでした。

 

コメント

  1. みわ智恵美より2016年02月27日 16時50分

    お疲れ様です。県民のためにも、指定管理ではなく、直営に戻したい施設機能ですね。

  2. 大山奈々子より2016年02月28日 01時21分

    みわさん

    ここを開いて、積み上げてきた歴史に対して何らの敬意も払わない知事には怒りを覚えます。早く首長を変えねば。

  3. 鈴木やすより2016年02月29日 11時31分

    「指定管理者」制度はどうしても人件費が削減される傾向になりますね。離職率も相当高いと推察いたします。
    神奈川県立病院では、「ヒヤリ・ハット」をきちんと行って医療事故等の未然防止に努めていることは把握出来ました。この「ヒヤリ・ハット」は重要です。労働災害における経験則の1つに「ハインリッヒの法則」があります。概要は 1つの重大事故の背景には、29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在するという法則です。
    一方課題は多々あると思いますが職員を定着させる職場づくりも課題だと考えます。一般論ですが従業員の出入り(入退社)の多い職場は労働災害(多分医療事故も)が多いとの統計も有りますから従業員の定着も大きな課題だと考えます。
    「未病」や「ヘルスケアニューフロンティア」等を主張する黒岩知事。今一度冷静に現状を確認すべきと言いたいです。

  4. 大山奈々子より2016年03月03日 17時51分

    鈴木さん

    そうですよね。出入りが多いと経験が継承されませんものね。

    ハインリッヒ、覚えておきます。

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