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ひたむきに県政
神奈川県議会議員

大山奈々子

おおやま ななこ

活動日誌

横浜の水源がまさかの酒匂川下流?

2016年10月12日

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 神奈川自治体問題研究所主催「かながわの治水と水源の現状を知る」現地調査に参加しました。

恥ずかしながら、横浜に暮らす私は横浜の水がどこからきているのか意識がありませんでした。道志川由来はわずか10%、酒匂川の下流からポンプでくみ上げてはるばる運ぶのだそうです。

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飯泉(いいずみ)取水事務所で職員の方から水供給のしくみと施設の状況について説明を受け、見学しました。写真は導水管。ここ飯泉取水管理事務所から曽我接合井までの5キロ弱に使用され、県内の広域水道事業団が使用するものの中で最大だそうです。丈夫な鋼管は破断することはなかなかないけれど、接合部は課題だということです。災害時にすぐ復旧できるよう備蓄されているということです。

高度成長期に京浜工業地帯をもつ神奈川の人口が5年間で100万人ずつ増加し、神奈川県は1965年に水源の確保と洪水調節発電を加えた酒匂川総合開発事業に着手。1978年に三保ダムが完成し、湖は丹沢湖と命名されました。今年で38年目になります。

二昔前、私は小田急電鉄の広報紙「おだきゅう」で縁あって小田急線沿線のルポを書かせていただいた日々がありました。(しらべると今は「ODAKYU VOICE」になっているようです)

その折、丹沢湖を訪ね、人造湖だということに驚き、それにしても美しい湖だと思ったことを思い出します。

 

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三保ダムの事務所で職員の方から説明を受け、ダムを見学しました。神奈川県のボートが見えます。223戸が水没したことを忘れてはならないとのお話もありました。

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郷土史研究家の大脇氏から酒匂川の治水の歴史についてお話がありました。

帰りのバスでは水没前の村の人たちが立ち退く様子が放映されました。県民の水を確保するために、おそらくは引き裂かれる思いで故郷をダムに沈めた方々の思い…。コップの水一杯飲むにも感慨深いものがあります。

大口橋の福沢神社で、治水の神の文命堤と『菟王碑』を見学しました。中国で黄河の治水に功績のあった菟王のことはこちらに。この文命堤と文命宮と文命碑は京都の鴨川と縁があることはこちらの町村会のHPにも出ています。幼時から青春期、さまざまの思い出がある鴨川の名を神奈川の地で聞く懐かしさ。

古今東西、水害との戦い、治水にむけて人々が築いてきた歴史を思いました。私たちは代表質問で境川と引地川の洪水対策を急ぐよう求めました。

 

コメント

  1. 渡部俊雄より2016年10月12日 10時26分

    お疲れ様でした。見学会を開催してよかったと思っています。研究所の月報にこの文章を紹介したいと思いますが、よろしいでしょうか?

  2. 鈴木やすより2016年10月12日 12時06分

    今回の大山さんのブログ読んで「三保ダム」を神奈川県のHPで確認していたらダムの紹介で「相模ダム」が目に入りました。以下神奈川県のHPからの引用です。「相模川河水統制事業は、京浜工業地帯(横浜市、川崎市等)を中心とする工業生産の増強や人口増加に伴う水道用水、工業用水及び電力需要の増大、さらに食糧増産のための開田開発用水の確保等を目的として昭和13年に県議会で可決され、昭和15年にスタートしました。」
    今年の4月にある学習会で学んだことを思い出しました。やはり「相模ダム」工事のために湖底に沈んだ集落があった様子です。1938年(昭和13年)にはその集落の住民約2000名が県臨時議会の日に県庁を取り囲んだ様子です。
    これからは本論ですがダム工事のために日本全国から労働者や勤労学生が集められたとのことでした。また中国人労働者や朝鮮人労働者も動員されたと事実があります。全員が「強制労働」では無かったとのことですが、ダム工事に最盛期に1日5千人が働き「強制労働」の朝鮮人は常時約350人で、中国人は約300人と判明しているとの話でした。そのうち少なくとも工事による死者が朝鮮人19人、中国人28人とのことでした。
    日本政府は謝罪も補償もしていない様子ですが地元では有志が追悼会を行っているとのことですがこのような歴史も神奈川県民としてはきちんと継承していくことが肝要と考えます。
    最後に、京都の鴨川で思い出しました。白河天皇(平安時代)は次のように嘆いたとされます。「賀茂河(鴨川)の水、双六の賽、山法師、是ぞわが心にかなわぬもの」鴨川の水と、双六の賽(さい)の目と、比叡山延暦寺の僧兵だけは思い通りにいかないと。平安時代の鴨川は暴れ川だったのですね。京都、しばらく行っていないですね。「歴史散策」を趣味としている私としては京都また訪れたいですね。

  3. 中村 孝より2016年10月12日 15時30分

    本日(12日)午前10時半から横浜地裁502号で「川崎市は生田の地下水と相模湖の水で足りているので、高価で水質の悪い小田原の酒匂川の企業団の水を買うのはやめなさい」という住民訴訟の最後の意見陳述が行われ、30人を超える人たちと一緒に、傍聴してきました。
     「川崎の安全でおいしい水道水を守る会」の代表、町井弘明さんが陳述して、結審。12月21日には判決が言い渡されます。
     自治体問題研究所見学会の内容も少し盛り込まれていました。
     三保ダムは貯水池の堆砂量が今年10月現在で約939万立方メートルに急増、堆砂容量1040万立方メートルの9割に到達していることが紹介されていました。

  4. 大山奈々子より2016年10月12日 17時47分

    渡部さん

    素晴らしい企画でした。
    ありがとうございます。
    載せていただけるのなら喜んで!駄文ですみません。

  5. 大山奈々子より2016年10月12日 17時54分

    中村さん

    なんとまさに横浜地裁でその意見陳述があったのですね!
    視察に川崎の方もみえていましたね。節水家電の普及で家庭でも受水量は減っているようです。見直さないといけないのかもしれませんね。

  6. 大山奈々子より2016年10月12日 17時59分

    鈴木さん

    相模ダムでは毎年慰霊祭が行われていますね…共産党議員団も参加させていただくことがあるようです。
    そんなにたくさんの方が…県庁を…胸が痛いですね。

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