私は教職が好きでした。底知れない可能性を秘めた子どもたちと一緒にいること、彼女彼らの笑顔に触れること、笑顔を一緒に生み出すこと、会話を楽しむこと、わかった!という知のきらめきに触れることに本当に喜びを感じていました。京都の高校総体やインターハイ予選の引率もひたすら楽しかったなあ…
ストレスの多い議員の仕事をしているからこそ、時々視察で学校に行くと、生徒達のまばゆさに触れて元気になる自分を知り、自分は本当に子どもが好きなんだと痛感します。
前置きが長くなりましたが、議員として総体の開会式に参加させていただき楽しい時間を過ごしました。総勢1700名もの参加者が入場する行進を間近に見て、工夫を凝らした学校、緊張して歩く子たち、手を振る子たちには拍手ではなく私も手を振り返し、それに気づいてほころぶ表情が可愛くてこっちもつい満面の笑みになり…。
この学校はバレーボールが有名だ。この学校は不登校の子を受け入れてくれる学校だ。今度国際バカロレア認定校になるべく県が力を入れている学校だ。この学校は入学式に出させていただいた学校だ。この学校は進学校で有名だ。ここの定時制は施設が立派だと聞いたな。ここはボロボロ校舎視察で行ったところだ。もう直してもらったかしら。ここは…統廃合対象校だ…。
県立も市立も、私立も入り混じっての入場行進は圧巻でした。みんなができるだけ伸び伸び学ぶ環境を整えるためにがんばるからね!と決意を新たにしました。
その意味では文教常任委員が招かれていたり、県教育委員会の委員さんたちが招かれているのは意義深いと思いました。教育委員さんと名刺交換をさせていただきながら、「よく傍聴にこられていましたね」と、私が議員になる前のことを覚えておられたりして、やはり傍聴者が少ないと印象に残るのねと思ったり、考えたら教科書の適正な採択をめざして口頭陳述もしたのだったと思いだしたり。
開会式の華は、相洋高校の相洋太鼓!龍をモチーフにした曲で、一糸乱れぬ息のあった演技?で、銅鑼?的なものも駆使し、最高に勇壮な演奏でした。議員席は太鼓の真裏に当たり、バチがすっぽ抜けて飛んで来たらどうしようという恐怖と相まって大変スリリングかつエキサイティングな時間を過ごしました。
さて、子どもたち、日頃の成果をいかんなく発揮できたでしょうか。
左は誰のものか見落としましたが、右の白い足跡はウサインボルトの一歩の歩幅だそうです。このストライドは実に私の歩く4歩分にも当たります。これなら速いはずだと感心しました。
体育センターは今改修中です。東京オリンピックパラリンピックまでに完成の予定ですが、詳細はこちら。