戦争する国づくりストップを!
ひたむきに県政
神奈川県議会議員

大山奈々子

おおやま ななこ

活動日誌

生活保護問題議員研修会 貧困対策の可能性

2017年8月27日

昨年参加した議員から、とても有意義だったと聞き、参加しました。24・25日長野で二日間です。

今回は濃密なスケジュールで余裕が無く、善光寺も行けなければ、蕎麦もおやきも食べられなかったけれど、緑の山に囲まれた青い空のもとを歩いて会場に向かった際の清涼な空気に長野を感じました。

様々な党派・主義の方が参加しているのでご留意ください、ということでした。

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初日

基調報告:生活保護の動向と生存権の保障

講演1:メディアから読み取る子どもの貧困

講演2:現場から見える子どもの貧困

特別報告1:当事者の声を聞く~生活保護世帯実態調査を踏まえて~

特別報告2:私のまちの生活保護~議員としてのチェックポイント~

二日目

分科会

第一分科会:生活保護なんでもQ&A

第二分科会:生活困窮者自立支援制度は機能しているか

第三分科会:子どもの貧困と自治体の取り組み

第四分科会:自治体で考える住宅セーフティネット

第五分科会:低所得者への医療保障(国保・無料低額診療事業)を  

      考える。

講演3:「誰もが受益者」という財政戦略

まとめ講演:今こそ生きる権利の確立を。

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全体会はいくつもの受講をしたわけですが、数十分のお話を二つ聞いては、休憩取ってまた聴くという形式がコンパクトに頭に入るものだと思いました。

以下いくつか印象的な点を述べます

基調報告:高齢者、障がい者、シングルマザーの貧困の実態、重税地獄で一億総貧困時代。貧困率16.3%というが、貧困線は可処分所得122万円、月に10.2万円以下を指す。

絶対的貧困率)(相対的貧困率

病気や介護、熟年離婚、子どもの貧困による共倒れで「老後破産」貯蓄100万円未満の高齢者世帯が21.5%

障がい者の貧困は4人に1人、健常者の倍。

最近の生活保護利用者は西光寺からマイナス3万人といわれ、雇用情勢の改善傾向が背景にあるといわれるが本当にそうか。雇用は増えているが中身は4割が非正規なので、いったん生保から抜けてもまた戻る。

保護基準が減って、保護に入りにくくなっていることが要因、

年金医療介護など社会保険料が増加して家計がぶっ壊れる重税地獄例えば介護保険料滞納での差し押さえは13371人と過去最高になっている。シングルマザー世帯の国保料は例えば所得200万円で40代で35万円。2013年からの基準の引き下げで、高齢者年間24000円の減。住宅扶助の引き下げは2万世帯の転居と5万世帯の転居指導ということになり、4分の1の人に影響がでました。

生活保護に対して締め付けが強化されてきていて、実態とかい離している中で、地方議員の役割と期待が語られました。

1生活保護を最大限活用するための、行政チェックの方法

2貧困対策として 子どもの貧困調査と計画の策定

3生活困窮者支援や生活保護の本格的実施。それに並行して保育所や学童や国保の問題など、貧困問題を解決する視点を持つこと。市民と生活困窮者、生活保護利用者を分断しないためになどが紹介されました。

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自ら困窮に直面し、貧困の連鎖を強いる世間の意識を社会構造にきづき、生活保護を漫画で描いたさいきまこさんのお話の中で、貧困報道が生み出す貧困への偏見という視点が非常に興味深いお話でした。

かわいそうだと同情を呼びやすいエピソードの紹介は、制度の在り方が誤って伝わるリスク、対応策の提言がない。極貧でなければ貧困でないという誤解を招くなど…貧困の存在を知らしめた報道の功績はあるが、これら問題もある。公的支援への正しいつなぎ方もつたえるべきと。もちろん漫画を購入しました。「神様の背中

幸せだった小学校教師が学校でこどもたちと向き合う中で貧困の厳しさを知り、やがては自身も生活保護を利用するようになる。その経過で権利というものを知っていく。私も追体験するように学びました。必読ですね。

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また、子どもの貧困の分科会では、大阪で貧困アクションに取り組む方の実践報告があり、自身もシングルマザーでありながら、「弧育ち」「弧育て」の声なき声を拾って寄り添い、温かい居場所、自己肯定の場を提供できている方のバイタリティに驚かされます。こちらです。シーパオ

行政にはできない、でも行政には金銭的な支援が可能というお話。議員として行政が果たせる役割を見つけにきましたが、民間の方々の取り組みに感服。でもこれもいつか行政ができたならと思いつつ。「本当に支援を必要としている方は、きらきらした多くの人がいるところには出てきにくいものだ」という言葉が印象的でした。

ここでは世田谷の行政職員の方も自治体の貧困対策について話してくださり、私は直接の窓口ではない県で何ができるか終了後に聞きました。自治体職員が福祉の研修に行きたいときに予算がないから学べなくなってしまいます。この辺をサポートする仕組みが県にあればと。また、生活保護行政の在り方が大問題となった小田原市に対して県の監査報告は《優良有料だった≫と。どこを見ているのか実効力のある監査にしていかねば。

感動や学びを書き連ねるときりがないので、このくらいにしますが、例えばベテラン議員でもQ&Aに参加して、制度が変わっていたり、自分が誤解していた点もあったりと有意義だっと語っておられました。

生活保護利用者当事者が今度は支援者となって活躍されているのがよくみられました。そしてそれらの生の声がいろいろな角度から貧困対策を考えさせてくれた研修会でした。主催者の皆さんは本当にお疲れさまでした。

期数を重ねようと重ねまいと、知は力。研鑽をつまねばと思います。

宿泊したホテルに貼ってあったユニバーサルトイレの案内です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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