戦争する国づくりストップを!
ひたむきに県政
神奈川県議会議員

大山奈々子

おおやま ななこ

活動日誌

三浦ふれあいの村と、統合される初声分校、三浦臨海高校を訪ねる

2017年11月26日

 

☆利用料金が10倍越え?!☆

横須賀デ―となりました。神奈川の緊急財政対策の結果、県の役割を終える施設、三浦ふれあいの村を訪問。来年度から指定管理者へ貸付する、つまり指定管理料を出さずに、大規模改修を施したあと、二十年間土地と建物を貸付する実質手放すことになります。貸付事業者募集案内

私たちは各種の保育園から各種学校や学童保育や青少年団体、おとなまで幅広いファンを持つ三浦ふれあいの村です。うちの議員団でも井坂さんも木佐木さんも利用歴があります。県が手放すことで利用料がはねあがり、存続も心配であると条例改正に反対していました。貸付先事業者は現在の指定管理者、横浜YMCAさんと決まりました。

視察してその素晴らしさに、やはり手放すべきでない。と思いました。料金は激変緩和措置が取られる予定ですが、現行利用料金は

こんなに抑えられているのに、県内外問わず宿泊料金は10倍にもなります。利用客は2から3割減を見込んでいるそうです。まず学童は借りにくくなるなと思いました。

この県営無料駐車場。誰でも無料で自由に利用できます。と書いてあります。これを読むだけで伸び伸びした気持ちになりますね。ここもいずれ料金制になるといいます。

シーカヤックはじめマリンスポーツも、バーベキューも楽しめます。

この建物もなんと鎌倉の近代美術館を設計した板倉準三氏によるものらしく、魅力的で、海あり畑あり、どんなに多くの青少年の心を育んできただろうかと思いました。YMCAさんも青少年の育成には哲学をお持ちの組織ではあるわけで、次の管理者となってもしっかりやってくださるとは思いますが、税金の投入がなくなれば営利は考えなければなりません。財政の面で利用できない県民が排除されていくでしょう。また一つ県の宝が変わっていく…。

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☆県内初のダブルキャンパス?!三浦初声分校

そして県立高校改革の名で統合される平塚農業高校初声分校三浦臨海高校。これはもう生徒が減りすぎていて統合かと思いきや…。とんでもない話でした。

どちらも生徒が減っているわけではないといいます。カタログには以下のように謳われています。子どもたちにとっての統合のメリットがまるで感じられない視察結果でした。なぜなら二つのキャンパスを残したまま歩いて15分の距離を行き来することになるのだそうです。できるだけ同日の移動はないようにするとのことですが、

今日はあちらの校舎、明日はこちら…。

生徒の不便もさることながら、先生の配置が恐らく減ることになるので、15分離れた校舎間の移動が先生から休憩時間を奪うことになりはしないか。

「三浦臨海高等学校は、
平成30年度より、平塚農業高等学校初声分校と統合し、
普通科・都市農業科併置校として、両学科の特色をいかし、
地域に根差した学校として生まれ変わります。」

・・・・・・・・・

初声分校の方は毎年定員を越える志願者がくるそうです。一学年35人学級が一つ。計100人ほどの学校なので統合の対象になったのでしょう。でも、WHOは小中学校の適正規模を100人と発表しています。誰もがみんなを知っている、100人規模だから可能な教育実践を聞きました。

統合が発表されてからは定員を少し割り込んでいるそうです。

これまでは35人学級にしていることから、中学までの段階でコミュニケーションをとるのが苦手な子、不登校気味の子も進学してきて、農作業を学ぶ中で先生の目が行き届く中で人と関わる強さを持って成長して卒業していく、でも一クラスが40人になると聞いてその特性がうしなわれるということで志願が減っていることが想定されると言います。

図書室は農業関連の書籍が平台にならべられ、漫画も充実し、居心地がいいレイアウトでした。

畑のいいにおいがしました。

来年四月にはお肉となって販売、売れ残ったら生徒たちが食べることになる「いちか」と「しおり」と名づけられていました。

生徒達は一ブロックずつ畑を与えられて責任をもつことになります。

こちらは三浦臨海高校。畑の中を通って15分から20分の距離。

学校が厳然と存在しているのに何のために統合なのか。少子化は既定路線なのか。800人を越える大規模校にするのではなく、

船を模した校舎です。かつてウインドサーフィンで亡くなった子たちの碑がありました…。

自習室は船の操舵室のよう。バームクーヘンという愛称を持っています。

食堂はみんなの交流の場。

海に沈む夕陽…

こちらは書道と工芸と美術と音楽という4つの芸術科目があり、立派な書道室と廊下にはたくさんの伸び伸びした字がかざられていました。カフェテリア。

緊急財政対策の文脈から生まれた高校改革。それぞれがそれぞれの特色を生かして機能している学校二つをくっつけて財政難に対応するのでしょうけれど、東京都の都立校長会は、少子化を契機ととらえてきめ細かな教育環境を望んでおられます。そもそも少子化を規定路線で物語らないでいただきたい。政治や経済が変われば若年人口増もいつか期待できるというのに。

釈然としない思いで帰途につきました。

 

 

 

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