戦争する国づくりストップを!
ひたむきに県政
神奈川県議会議員

大山奈々子

おおやま ななこ

活動日誌

中小商工業全国交流・研究集会二日目

2019年9月8日

二日目は分科会。一日目のホクト文化ホールから近い信州大学工学部へ。女性用トイレのパウダールームに実にかわいい椅子が並んでいてテンションが上がります。さすが工学部?写真でお見せできないのが残念。

地域経済・地場産業再生の課題、防災減災低単価人手不足など地域建設業の課題、小規模企業における女性の役割と地位向上ほか合計11もの分科会が企画されており私が申し込んでいた「小企業の活躍を促す自治体施策」に。あ、ここでも昨日のコーディネーターの吉田敬一先生!

話される言葉に無駄がなく的確に必要な情報を提供してくださり、中小企業施策や自治体政策に向き合ってこられた厚みを感じさせる方です。

・・・

なんと横浜市議団の大貫議員がいらっしゃるではないか!報告者なのだと。同じ地域でありながら、意外に互いの施策を知らないもの。市と県の情報共有は課題だなとおもっているのですが、議員団ニュースを読んでいるだけではなかなか伝わり切れないものが、こういう機会を得てじっくり聞くことができてよかったです。この研修に参加されていることも知りませんでしたが、考えてみればもともと大貫市議は酒屋さんを営業しておられた方。いい男だから議員になりなと言われて立候補した経緯をお話しされました。(笑)

 

各報告者の発言に先立って、冒頭の吉田先生のご報告の要旨。

中小企業施策の歴史と課題をおしえていただきました。

中小企業基本法は、日本全国に欧米に追い付くために中小企業の生産力を高めていくという考えのもとで作られた。

新潟、大阪、産業集積地によって違うため、当時は都道府県単位の中小企業総合指導所がすべての県に作られた。

専門職が必要なので中小企業診断士を育成していく 各都道府県において自治体施策が打たれたが同じ繊維でも

天然か合成かで変わってくる。県単位でプロパーの職員が携わった。

それが…

20世紀はナショナル循環 トリクルダウンがあった。

大企業が海外に出て行っている中で、そんなに製造業はいらないとなってきた。

1900年になって、ホンダが10台作った中で日本で作ったのは1台という割合。

毎年毎年3パーの成長を維持できる中小は支援します。

そのほかは、成長できない中小企業はゾンビ企業は必要ないと92年の総合基本法の改悪があった。

都道府県単位の総合指導所が廃止

☆☆各地域の産業は人も知見もないという状況の中で呼び込み型になる☆☆

★★それではいけないということになって2010年に持続可能性を(ドイツやイタリアのように)

成長しないけれど小ロットで価値を生み出していくことに着目された。しかし

 閣議決定に過ぎず、国会審議されていない、。

民主党政権崩壊後2014年中小企業振興基本法が制定。

 成長しない企業も必要だと。

持続可能な中小企業も必要だと、5か年の振興計画が自治体に丸投げされてくる

本来財源と人手を確保しなければならない 企画立案した計画を国にあげて

国が審査する 自治体が成長しないような法の趣旨にあった案を出しても

国が喜ぶ成長企業が中心になる。

(ここまで聞いていて、神奈川県が「がんばる企業を応援」というスローガンをつけていることに

対する違和感があったし、議会で指摘もしたが、(自民党の小規模企業経営者の議員さんも指摘されていた)

それは国の方針転換をわきまえていないものだと知る。)

★★どうして地場で頑張る企業への政策が実現してきているのか、

議員の構成、首長の姿勢、中小自営業者そのもの運動が効いている。

 

自営業が減っているのは日独伊の中で日本だけ。実自治体合併が進んでいる。自治体の数と中小企業の数は密接に関連する!!

広域自治体になるとメインの産業に目がいく。特に流通産業がつぶれる 広域合併で地域にいいことは一つもない。

潟は合併が進んでいるが生活圏単位で地域の自治を発揮している。

 

振興条例づくりだけではなく、自分たちの主役になれる時代が来た。

★★自治体、首長、業者自身の意欲が動かす。

自治体の悲劇 努力しなくても客がくる。(呼び込み型のマイナス)

中小企業会館閉鎖。時代は波がる。苦しい時にどういう経験をするか。

 

岩手県 住田町の例。 漁師は本格的な御殿を作れる。森林資源はある、出発とゴールはある。

モノづくりの生産連関をつないでいく、地域内経済循環 金は回る仕事が回る

バイオマスで熱源に。森林資源も保全できる。

条例で何を狙うのか。成果の課題に集中していく

「小さな村の物語イタリア」BS日テレ土曜18から9時。日曜10時から11時 先生おすすめの番組。

持続可能で人間が主役の地域社会のあり方を示すテレビ番組

★★記憶を消し去る街づくりが進んでいる 故郷を失う 根無し草

地域の記憶歴史ライフスタイルを支える営業スタイルは何か

生活と営業をその地域で行っている、先進国では自営業が役割を果たしている。

国が作った中小企業振興施策は生かしていかなければ。中小企業施策は方程式はない。

 

 

・・・・・

このあと、渋谷区の公契約条例の経緯と課題について 渋谷民商の方から報告

2008年の6月議会で23区初全国5番目の渋谷区公契約条例が実現、労働者の賃金引き上げと競争の規制、工事の品質向上に期待

公契約条例を大きな力に区内業者・自治体と「地域蹴設産業の再生」に向けた対話と提案活動を積極的に展開し、地域労働協約をめざす。

条例をつくって終わりではなく練り上げていこうという意欲を感じました。

 

横浜の大貫さんの報告は

民商運動と議会論戦で切り開いた成果

周夫規模事業者施策が明確に位置付け枯れた画期的な2019年横浜市経済局予算

予算編成の考え方に小規模事業者を対象とした支援強化が明記

小規模事業者支援チームによる出張相談

 

・・・ま、ここまでは神川県も初の小規模企業の単独予算を付けたしなー、小規模企業応援隊もいるしなーと思って聞いていましたが、

(これらのことも市議団とは交流していませんでした)

小口おうえん特例という融資制度は関心があります。

驚いたのは、横浜市中小企業振興条例

市の発注状況を見える化したすぐれものであるということ。大貫さんによると県の条例は理念条例でなになにすべし、がないとのこと。

毎年の経済局常任委員会、予算決算および本会議のいずれかで必ず小規模企業者にフォーカスした質問を行い、高井派も諸規模事業者施策の重要性を指摘する質問をされているとのこと。

小規模企業振興基本条例の制定を目指すとのこと、私たちも頑張らなければ。

他にもありましたが、疲れたのでまずはここまで。

…・・・

審議会の委員に商工会商工会議所だけではなく中小企業同友会や民商も入って審議できるようになっている自治体もある…

これは神奈川県の民商さんの要望でもあります。なんでも実態を知ることからですからね、ここも求めていきます。

・・・

 午後は80歳を越えられた写真家であり民商の会員さんである石川文洋さんが、日本列島を写真を撮って歩く中で人々と末永い交流を築いておられるお話をうかがいました。台風とともに東京へ向かうのかとおもっていましたが、主催者の機敏な反応ですべてのスケジュールを切り詰めて帰りは少し早くなりました。

地場産のお餅やシカ肉カレーをお土産に、大変意義深い研修となりました。

・・・

お向かいに長野県立図書館があったのでの祖いてみました。外観も中の感じも県立図書館と変わらない、目新しさのない図書館ではありましたが

入ってすぐの若者たちが飲み物を飲みながら自習できる部屋にごみがあふれていて驚きましたが、帰りにはきれいに掃除されていました。委託に出されがちな清掃が人が足りているのか少し不安。

入ってすぐの開架式書棚が空っぽになっていて寂しさを感じさせましたが、国立国会図書館からたくさんのデータを寄贈したことを表彰されていました。目を見張ったのは地域新聞の多さ。これはたぶん傑出していると思いますがどなたか専門家に聞いてみたいところです。

 

 

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